英雄の死
(2023.3.18にnoteに投稿したものです)
『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
気になる話数は観て、その他は少しお話の流れを知っている程度で、ほとんど追っかけられていません。
が、気になる噂を聞きました。
ナルトとサスケは作中で死ぬのではと。
単刀直入に言うと、個人的には、死ぬのはアリです。
次世代のお話ですし、NARUTOでも前の世代の伝説・自来也様や三代目、四代目も亡くなっています。
生あるものには必ず死がある。
大戦を生きた忍である彼ら自身の方がわかっていることだとは思いますが、死は誰にでも来るものです。そして、誰かの死の先にも、未来はある。
三代目、四代目が亡くなっても、たくさんの忍が忍界を支え、木の葉を支え、そして、その未来にナルトが生まれ、英雄がまた生まれたように、死の先にも、未来はあるのです。
ただ、無意味な死にならないよう、彼らの人生を尊重した、彼ららしい死を、彼らが守ろうとする未来に次世代に、彼らが貢献できるよう、しっかりと描いてほしいなとは思ったりしますけれども。
さて、先日、
ナルトとサスケはもし死ぬなら二人一緒に死んでほしい
というコメントをどこかで見かけました。
たしかに、よく言う“エモい”はそういうイメージ。
でも、私はそれは良くないと思います。
2人はもう里と世界を守れる力を持っている、腕の中のものだけではなく、その先の未来も守るべき忍だから、両方死ぬというのはどう考えてもあってはいけないんです。
そこに残るのは感傷的な雰囲気だけで、彼らの持つ力、彼らが得た力がすべて流されてしまうから。
大戦をも生きた忍として、今の忍界トップの忍として、彼らの勘や判断力がそんなに劣っているとは思えないのです。
もしも2人で戦って何が何でも死にそうだというのなら、せめて死ぬのは片方だけにすべきで。
そして、それはきっと、サスケなんだと思います。
強さでは同等でも、よりみんなの支えになれるのはナルトで、そしてナルトのそういう力を誰よりも解っているのは、きっと他ならぬサスケで。
誰よりもナルトの力を解っていて、誰よりもうずまきナルトを信じているであろうサスケだったら、きっと、文字通り、命にかえてでもナルトを生かすんじゃないかな。
サラダのため、サクラのため、ボルトのため。里や世界のみんなのために。
彼は、里を守ることにもなるから、と里に帰らず世界を旅したりする男です。(もちろんそれだけが理由ではないけれど)
そして、元々勘のいい忍です。
本当に無理だと悟ったら、ナルトだけでも生かすように動いてほしい。それに、今の彼なら、人を信じて人に任せることを拒むこともないでしょう。
未来を託す相手がナルトなら、なおさらに。
彼は、火影を支えるスゲー忍者ですから。
そして、もしもナルトが、七代目が、死ぬのなら。
彼の父親のように、四代目のように、誇れる火影らしい最後であってほしい。
火の影と書いて、火影
この火が里を指すのなら、火の国を指すのなら。
それを支える影である七代目は、そこに住むすべての家族のために懸命になるのだと思います。
みんなを守り、何より大切な玉を守り、未来を守る。
過去の忍たちから学んできたように、未来のために今を守る。
守りたい未来を、未来に託す。
託される側だったナルトが、未来に託して去っていったら、とても感慨深いものがありますね…
彼がいなくなれば、きっと世界中が悲しみに昏れるでしょう。
でも、それこそがうずまきナルトという人が、世界中を変え、ひとりひとりを愛し、誰もに愛された証となるのです。
もし私たちが彼らの一生を、最後まで見届けられるのなら、それが彼ららしく、彼らの満足のいく最後であることを、そして、願わくばそれが彼らの望む忍界の未来に繋がるものとなりますよう…